犬の涙やけ改善ブログ

犬の涙やけに悩む人への情報ブログです

犬の涙やけはアレルギーや病気が原因・・・これって本当なの!?

毎日ケアをしているのに
なかなか治らない愛犬の涙やけ。

お手入れしているのに
改善されないと、
何か病気なのかな?と
心配になってしまいますよね。

私は動物看護師をしていましたが、
実際になかなか治らない涙やけで
悩む飼い主さんの相談を
よく受けました。

犬の涙やけには、もちろん
お手入れやケアが大切ですが、

実はアレルギーや病気が原因
涙やけになっていることも
あり
その場合お手入れだけで
なかなか改善されないんです

そこで今回は
アレルギーや病気が原因の涙やけ
ついてご紹介したいと思います。

アレルギーや病気が原因の場合は、
早く原因を見つけ対処しないと
大きなトラブルに繋がる
恐れがあります。

原因を知り、
早めに愛犬の涙やけを
改善してあげましょう。

犬の涙やけはアレルギーが原因であることも

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そもそも犬のアレルギーとは、
人間と同じで、免疫反応が外部
からの異物に対して過剰に反応
してしまうことで起こります。

本来身体を守るための免疫物質
が過剰に分泌されてしまうこと
が原因になります。

アレルギーの要因は、

  • 遺伝的要因
  • 環境要因
  • 食事要因

が挙げられます。

代表的なアレルギーの症状に
は皮膚の痒み、体液の過剰分
泌、抜け毛などがありますが、

その他にも固体によりさま
ざまな症状が見られます。

そして体液の過剰分泌で涙が
多量に出ることで、涙やけ
見られることが多く
あります。

また近年では犬のアレルギー
は年々増加しているとも言わ
れていて、

涙やけの原因がアレルギー
だったというケースが増え
ているのです。

ではどうしてアレルギーが
原因になり、涙やけが起こ
るのでしょうか?

  • アレルギーが原因で
    鼻涙管の詰まりが発生
  • アレルギーが原因で
    結膜炎になり涙が増加する

2つの原因について詳しく
ご紹介していきますね。

1.アレルギーが原因で鼻涙管の詰まりが発生

免疫反応が外部からの異物に
過剰に反応しアレルギーが
起こると、

涙の分泌量が多くなり鼻涙管に
溜まり、鼻涙管からの涙の
排出が追いつかなくなること
があります。

ゴミや埃などが目に入ったとき
も同じようになりますが、
一時期的なもので済むでしょう。

しかしアレルギー反応として
慢性的に大量の涙が分泌される
ようになると、

の周りが常に湿るようになり
バクテリアが繁殖して涙やけが
できてしまうのです。

どのようなアレルギー要因でも
鼻涙管の詰まりは起こりますが、
特に注意したいのが
食べ物によるアレルギーです。

低品質のドッグフードには、
実は犬にとってアレルゲンとなる
原材料がたくさん含まれています。

毎日与えていたドッグフードが
原因になりアレルギーを起こし、
涙やけの原因になっている場合
があるのです。

アレルギーがなくても低品質の
ドッグフードが原因で老廃物が
鼻涙管に溜まってしまい、
詰まることもあります。

まずは
動物病院でアレルギー検査をし、
アレルゲンの入っていない良質な
ドッグフードを与えてみることを
おすすめします。

2.アレルギーが原因で結膜炎になり涙が増加する

鼻涙管が詰まる以外にも、
アレルギーが原因で結膜炎になり、
涙が多量に出て涙やけしている
ケースもあります。

アレルギー性の結膜炎になるのは
主に環境要因によるものが多く、
ハウスダストやノミダニによって
起こります。

また食べ物にアレルギーがある
場合も、結膜炎の原因になり
涙が多量に出ます。

結膜炎による涙やけは、
他の症状としてまぶたが充血し、
粘っこい目ヤニが出たり、
まぶたの周りが赤くなったります。

また犬は痒みや痛みなどから、
目に違和感があり前足で擦ったり、
頻繁に瞬きするようになります。

この場合も動物病院での適切な
処置と、アレルギーの原因物質
を調べてもらい、

アレルゲンとの接触を避ける
ことが、涙やけの改善に
繋がります。

犬の涙やけの原因は病気の可能性も

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アレルギーによる涙やけに
ついてご紹介してきました。

しかし、
アレルギーの検査をしても
特に気になる事はないという
場合には、

何らかの目の病気により
涙やけをしていることも
あります。

主に外傷や感染症、目や瞼の異常
によって、涙やけを起こしている
のかもしれません。

主に考えられる目の病気、

  • 乱生まつげ
  • 結膜炎や角膜炎
  • 眼瞼炎
  • 眼瞼内反症(外反症)
  • チェリーアイ
  • 流涙症

これらの病気について
詳しくご紹介しますね。

1.乱生まつ毛

犬の涙やけは、乱生まつげ
の可能性が考えられます。

乱生まつげとは、まつげが
逆さまに生えてきてしまい
目に刺さる症状で、

言わゆる逆さまつげのことです。

逆さまつげには

  • 睫毛重生(しょうもうじゅうせい)
  • 睫毛乱生しょうもうらんせい
  • 異所性睫毛(いしょせいしょうもう)

の3パターンがあります。

どの場合も眼球の角膜表面に
傷をつけたり、
炎症を引き起こしたりもします。

そしてこれにより多量に涙が出て、
涙やけになってしまうのです。

原因としては遺伝やまぶたの
構造異常によって起こります。

逆さまつげを放置していると
他の病気を引き起こしたり、
細菌感染で視力を失うことも
あります。

逆さまつげは見た目でも分かり、
愛犬の目をよく観察すれば
気がつくことができます。

異常に気がついたらすぐに
動物病院で診てもらい、
適切な処置をしてもらいましょう。

2.結膜炎・角膜炎

黒目をおおっている角膜に
炎症が起こることを角膜炎、

眼球や瞼の裏をおおっている
結膜という粘膜に炎症が起こる
ことを結膜炎と言います。

犬の目は細菌に感染しやすく、
特に角膜と結膜は外界と接して
いるので、細菌による感染が
起きやすいと言えます。

さらには外傷により傷つくことで
角膜裂傷も起こりやすいです。

角膜炎も結膜炎も、
目の周りの被毛が触れて刺激に
なっていたり、異物が入ったこと
による刺激が原因にもなります。

細菌、ウイルス、アレルギー
などが原因の場合もあります。

どの原因の場合も、痛みや
痒みを伴うために、犬は目
を気にして前足で擦ったり
何かに擦りつけたりします。

そして涙や目やにの量が急激に
増え涙やけになるのが特徴です。

見た目でも目の周囲が汚れた
り、赤く炎症を起こしている
のが分かります。

また角膜炎の場合は進行する
と、角膜が青白く濁り表面が
デコボコとしてきます。

見た目では目が真っ赤に見え
たり、角膜が白く盛り上がり
歪んで見えるようになります。

ブルーアイの症状がある場合
もあります。

どちらの場合も放っておくと
どんどん酷くなるだけでなく、
失明をする恐れもあります。

異変に気がついたら早急に
動物病院にて適切な治療を
してもらいましょう。

3.眼瞼炎

眼瞼とはまぶたという意味で、
眼瞼炎とはまぶたに炎症が
起きている症状のことを言います。

主な原因としては直接的な外傷
や目の病気や感染症が原因に
なっている場合が多いです。

虫刺されや火傷などでもなります
し、角膜炎や結膜炎、ドライアイ
を発症している犬が目を擦ること
で眼瞼炎を引き起こす場合が
あります。

さらにはダニや毛包虫などの
寄生虫や細菌などが感染し、
眼瞼炎を引き起こすことも
あります。

放っておくと他のトラブルを
引き起こす原因にもなりますので、

眼瞼に異常が見られたときには
早急に動物病院にて適切な治療
をしてもらいましょう。

4.眼瞼内反症(外反症)

瞼が何らかの理由で位置がずれて
しまい瞼が内側に反ってしまって
いる状態を眼瞼内反症、

逆に外側に反っているいる状態
を眼瞼外反症といいます。

どちらも角膜や結膜に刺激を与え、
まばたきするたびに眼球の表面を
刺激するので、炎症が起こること
があります。

また結膜炎や角膜炎を起こし、
目に痒みや痛みが生じ目やにや
涙が多く見られます。

この状態を繰り返したり長い間
放置すると、角膜が白く濁ったり
黒く色素沈着が見られるように
なります。

一般的には遺伝で起こることが
多いといわれていますが、

中には結膜炎や角膜炎に伴う
瞼の痙攣などによって、
まぶたが内側に反り返ってしまう
というというケースもあります。

酷くなってしまうと目の色が
変わり治療も困難になるため、

目の異常に気がついたら早めに
動物病院で見てもらいましょう。

5.チェリーアイ

チェリーアイとは、
目頭側にある第三眼瞼腺と言う
涙を作る分泌腺が、飛び出して
しまう病気です。

飛び出した第三眼瞼は炎症を
起こし赤く腫れます。

その腫れあがった第三眼瞼が
サクランボのように見える事から
「チェリーアイ」と呼ばれます。

その他にも第三眼瞼が角膜や
結膜を刺激する事によって、
角膜炎や結膜炎を引き起こします。

目を眩しそうに目を細めたり、
瞬きの回数が増え涙が出たり
目が充血します。

様々な刺激から結膜炎や角膜炎
を起こすこともあります。

一般的に
先天的と外傷からの原因が多く、
若い犬に発症率が
多いのも特徴です。

大体生後6カ月から2歳の間に
おこることが多いですが、
ほとんどの場合1歳までに
起きます。

チェリーアイも動物病院で
適切な治療が必要ですので、
気がついたら早めに
動物病院に連れて行きましょう。

6.流涙症

犬の流涙症とは、
常に目の周辺に涙があふれている
状態で、犬の涙やけの主な原因に
なるものです。

本来は涙腺から涙管を通って
鼻へと流れる涙が、何らかの
原因で過剰分泌されてしまい、
通常より多く涙が出る状態
なります。

そして目の周りに溢れた涙が、
毛を赤茶っぽく変色させてしまう
症状を涙やけといいます。

他にも鼻涙管といった
涙の排出口や通り道が何らかの
トラブルにより詰まることがあり、

その結果涙は行き場を失って
目から溢れてしまいます。

先天的な異常や遺伝で鼻涙管
が細い場合もあります。

ここまでご紹介してきた
全ての病気が原因として
考えられますが、

他にも異物が目に入っている場合
や栄養不足によっても起こります。

早めに対策をしないと、
症状が酷くなるだけでなく、
皮膚や目のトラブルにも繋がる
恐れのある病気です。

流涙症かなと思ったら、
原因を突き止めるためにも
早めに動物病院で見てもらう
ことをおすすめします。

犬の涙やけの原因には先天性のまぶたの異常も

涙やけの原因として考えられる
病気をご紹介してきました。

涙やけが治らないと思っていたら
実は病気だったというケースも
ありますので、

このような症状には早めに
気がついてあげたいですね。

中にはご紹介した病気でも
あったように、
先天性のまぶたの異常の可能性
も考えられます。

健康なのに低月齢のときから
涙やけをしていたり
常に涙が
出ている場合は、
先天性の
異常かも
しれません。

この場合飼い主がいくらケアを
していても治りません。

原因が分からない場合はもちろん、
子犬の頃から涙やけを
している
場合には、一度動物
病院に相談
してみましょう。

また涙やけにはサプリも
おすすめです。

サプリで効率よく栄養を補う
事で、涙やけの改善に繋がります。

まとめ

いかがでしたか?

今回は
アレルギーや病気が原因の涙やけ
についてご紹介してきました。

涙やけにはさまざまな原因が
あることが分かりましたね。

アレルギーや病気が涙やけの原因
の場合、治療は飼い主の判断だけ
では難しいので、まずは動物病院
で相談してみましょう。

原因が分かれば、
生活習慣や毎日のちょっとした事で、
愛犬の涙やけが改善されるかも
しれません。

病気の治療はもちろん、
綺麗なお顔でいるためにも
早めに対処をしてあげましょう。

涙やけは身体の内面から改善
してあげることが大切です。